feat: electron:serve起動時にエディタを起動しないオプションを追加

[sabonerune]

内容

いつからかはっきり覚えていないのですがVSCodeを使用したメインプロセスのデバッグの起動が自分の環境では非常に遅くなりました。(自分のPCのスペックが低いというのもありますが…)
恐らくデバッガが開発サーバーを監視していることが原因だと思います。

このPRで開発サーバーの起動とElectronの起動を分離することでメインプロセスデバッグ時の起動を高速化します。

その他

SKIP_LAUNCH_EDITOR環境変数に1を設定したうえでelectron:serveを実行するとエディタの起動とメインプロセスのリロードが行われなくなります。
この状態で npx electron . --no-sandboxを実行するとエディタが起動します。
そのためのlaunch.template.jsonとtasks.template.json追加しました。

VITE_DEV_SERVER_URLはビルド時に埋め込まれます。

レンダラープロセスのsourcemapが正しく検出できていなかったので変更しました。

[Hiroshiba]

起動が高速になるオプションを用意するのは良さそうに思いました！！
ただ起動方法が増えるといつの間にかデグレッてしまう可能性もあると思うので、ドキュメントで軽く案内しときたい気持ちが。

現状ちょっとわかってないので質問させてください 🙇

Launch Electron Main/Renderer without electron:serveを実行すると速い、という認識で合ってそうでしょうか？
これは何で速いんでしょう･･･？

というのも、僕の理解だとこれを実行すると↓の2つが実行されて、
Attach to Renderer Process
Launch Electron without electron:serve
2つ目の方はさらにpreLaunchTaskで
SKIP_LAUNCH_EDITOR=1 npm run electron:serve
が実行されるという理解です。

ここでまずwithout electron:serveという名前なのにelectron:serveが実行されてるのが違和感ありました。
（つまり、僕の認識が間違ってそうな気がしてます）

で、SKIP_LAUNCH_EDITORを指定すると名前から察するに「エディターが起動しない」だと思うのですが、さらにLaunch Electron without electron:serve内で
electron . --no-sandbox
が実行されていて、これは @sabonerune さんの仰るエディタが起動するだと思うので、利点を消してるように見えるんですよね。

つまり今mainブランチで実装されているものと、今回プルリクエストで追加されたものが全く同じ挙動するような気がしてて、なぜ速くなるのかわかってない感じです。

（たぶん僕が開発サーバーの起動とElectronの起動を分離するというのがなんなのかを理解できてないんだと思ってます。。知識が不足しててすみません。。 🙇 ）

[sabonerune]

@Hiroshiba
そもそもの起動が遅い原因はelectron:serveをF5キーで起動するとVSCodeのデバッガがViteの動作(トランスコンパイルやeslint等の実行)をトレースしてしまうことが原因だと考えています。

これを回避するためデバッガを通さずにelectron:serveを起動してElectronのみをデバッガで起動できるようにするというのがこのPRの意図です。

追加したLaunch Electron Main/Renderer without electron:serveはこの操作を自動化するためのものです。
(preLaunchTaskで起動したelectron:serveはデバッグの対象にならずElectronを終了しても起動し続ける)