Standard Australian Englishは200年以上の歴史がある。というのも19世紀にイギリス人がオーストラリアに来て、植民地化したのがきっかけで英語が使われるようになった。植民地化される前はオーストラリアには約250の言語が存在していたっぽくて、各民族ごとのコミュニケーションはLingaFrancaを使って行なわれていた。ただ、英語が使われるようになってからは英語が共通語となり各民族間でのやりとりは英語が使われるようになりSAEが発達した。
やはりRPやGAとは違った変化があったので現在になり、オーストラリア英語を使うこと自体、はずくね?みたいな考え方も出てきている。SAEの歴史上、SAEを止めてRPを促進しようとした試みもあったり、逆にアーサーミッチェルさんはSAEを公用語にしようとしたりいろいろあった。その一環として、1952年にAustralian Broadcasting Commission(ABC)の議長に就任し、メディア上でSAEを使っていった。
- /eɪ/ -> /aɪ/
- 発音しにくいとこでschwa(ə)が挿入される film[fɪlm] -> [fɪləm]
- rising intonation(もしくはAustralian Questionation Intonation)
平常文なのに付加疑問文のように訛りをつけて発音すること。これも偏見が生まれている。
- 現地にある語彙をそのまま使う(kangaroo, koala, boomerang)
ちなみにkangarooはGuugu Yimidhirr Languageでは「I don't know」という意味らしい - 既にある単語に新しい意味を付け加える
- bush(帝国) -> 帝国、田舎(countryside)
- top -> goodという意味にもなる。"That's top hat, that one(良い帽子だね)"
- ある単語を分解して組み合わせて新しい単語を作る bushから bush carpenter(素人大工さん), bushcraft(都市に住める権利), bushwhacker(都市の住人)みたいに。
- 英単語を省略したりする
- arvo: afternoon
- Aussie: an Australian
- barbie: barbecue
- journo: journalist
- pollie: politician
- 'it'の代わりに'she'を使う。"It will be right."が"She will be right."みたいに。
- butを文末につける。英語でいうとok man(わかっため〜ん)みたいな感じ
- as well asではなくas good asを使う。受験でようやりましたな。
- 文法的にhave使うとき、発音しにくい場合はhaveの部分をofって言ったりする
- 可算名詞は few, 不可算名詞は littleを使う
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①ファーストネームを使うシーン
SAE話者は基本的に性別や年齢、ステータスを気にしないので相手のことをファーストネームでよぶ。ステータスに差別がないってのはいいよね。土方であろうとも偉い人であろうとも差別はするべきじゃないし、見下すとかもってのほかだよね。でも、国際的・もしくは大学内の教師と生徒の関係出会った場合、教授をファーストネームでよぶことは失礼に値するので気をつけないといけない。 -
②あいさつするとき
アメリカでは"How are you doing?"っていったりするけどオーストラリアでは"How are you going?"という。!"How are you?"が質問ではなく、調子を訪ねているのと同じように"How are you going?"は行き方を聞いているのではなくて、挨拶しているだけなので気をつけよう。
アボリジニの人たちはもともとAboriginal Languageを使ったいたんだけど、英語が入ってきて、だんだんと英語をアボリジニ同士たちのLingafrancaとして使うようになり、自分たち特有の言語を消滅されるほど使わなくなった。まぁでも皮肉にもアボリジニたちが使う英語はAustralian Aboriginal English(AAE)として確立し、発展していった。
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Double Subjects
主語を二回繰り返す。アフリカ英語とかでもみられる。
ex: My mother, she came from down there. -
multiple negative marking
ex: They didn't give us nothing. = They didn't give us anything. -
Noun phrase ellipsis(名詞の省略)
ex: "We went with Christine, with bus, to get alla wild bananas, and come back Tricking Yard..." 英語だと"We went with Christine by bus to get bananas and we came back to the Tricking Yard..."。ここではweが省略されているのがわかる。
Kaytetyaという方言に影響されたAAEをCentral Australian Aboriginal English(CAAE)と位置づけ、分類した人がいる。そいつがKochさんです。なんともめんどくさいことをしてくだりましたね。
- gether使いがち father-getherはfather and child, mother-getherというとmother and child, brother-getherというとelder and younger brother or sisterという意味になる。
- 接尾辞に "-em"をつける。 例:callがcallemとなる。